Horizon Blueプロジェクト: 音楽制作と教育の新たな可能性
- 2023.06.29
- Horizon Blue
- DTM, DTMer, horizon blue, アレンジ, 打ち込み, 音大, 音楽制作, 音楽教育, 音楽理論
最近まで、私はProduction Musicの提出と契約に注力してきましたが、少し落ち着いてきたので、二週間前から目をHorizon Blueプロジェクトに向けています。これは、自身の創造力の集大成と音楽教育への挑戦、この二つを柱にしたプロジェクトです。
プロジェクトの骨子
このプロジェクトの主要な目標は、言い訳なく一人の表現者として作品をリリースすることです。
しかし、それだけでは終わらせないつもりです。私が制作した楽曲を題材に、音楽教育の分野への展開もしたいと思っています。
具体的には、リリースした楽曲の制作過程を詳に公開し、その制作意図を詳細に解説します。
そのテストケースとして、最近公開した楽曲 “Velvet Moonlight”の制作過程の動画を現在作成中です。
現状の音楽教育への不満
今の時代、音楽に関するチュートリアルや教材は山ほどあります。音楽大学をはじめとした公的な教育機関も含め、多くの教育材料が存在しています。しかし、私はこれらの教育法に何となくの不満を感じていました。
その理由は次の三つです。
- 断片的な情報: YouTubeのチュートリアル動画などでは特定の技法や理論が解説されていますが、それらが実際の曲作りでどのように使われるのかまで指導するケースは稀です。教育という観点から見れば、”私ならこうする”というケーススタディを提供するべきだと思います。
- 言語的な情報しか提供されない: Twitterなどのプラットフォームでは、具体的な音の情報が伴わない言語的な情報が多いです。良い音楽や良い音について明確な定義をせず、権威に頼った議論が散見されます。私は、実際に作られた音が聴けない人の話は信用に値しないと考えています。
- 音の情報の質の問題: 音楽大学などの公的な音楽教育機関では、教育目的で作られたエチュードのようなものが例示されることが多く、現実の音楽との接点が乏しいです。それに加え、教師自身がその音を好んでいないこともあり、情熱が感じられません。
解決策: 完全な情報開示とケーススタディ
上記の不満を解消する方法として、私が考えたのは、自身の自信作を制作の意図まで詳細に開示することです。これにより、現実の制作環境に基づいたケーススタディを音の情報として十分に提供できると思います。もちろん、これは「私の場合」のケーススタディであり、全ての人やケースに適応するものではありません。
私の曲が好きでなければ、その解説動画を見なくても問題ありません。
しかし、私の曲に何か良さを感じ、その制作手法に興味があるなら、これは最高の教材になるはずです。
私自身がそうであったように、好きなアーティストの作曲手法を理解し、模倣することで音楽を学んできました。
プロジェクトの未来へのビジョン
教育目的として、自分が良さを感じない練習曲で教えたり、手法を限定的に公開したりするのではなく、私だけでなく多くのクリエイターが自身の制作手法を100%公開すれば、音楽制作の未来は明るいものになると私は信じています。
私がその一歩を踏み出すことで、音楽制作と教育の新たな可能性を切り開くことを夢見ています。
そして、その最初の動画は近日公開予定です。
-
前の記事
記事がありません
-
次の記事
Horizon Blue-楽曲解説動画を作成しています。 2023.07.13