AI作曲技術の進化とProduction Musicコンポーザーへの影響
- 2023.04.11
- Production Musicビジネス徹底解説
- AI, BGM, Production Music, テレビ 作曲家, 作曲家, 音楽ビジネス
*この記事を読む前に
この記事の前半はAI作曲技術に関する私のツイートを元に書いていますが、後半部分はChat GPTに私のツイートを入力し、ブログの結論として出力する様にプロンプトで指示したものを載せています。
AIの影響
最近、AI界隈が騒がしく、おそらくProduction Musicに取り組んでいる人も心に波風がたっていると思います。
もちろん私も。
現時点のAI作曲サービスは正直、私の仕事を代替するほどではありません。
しかし、5年後は分かりません。もしかたら3年後、1年後かも。
そのくらいのペースで進化してますね。
AI業界のことは分からないので私に未来予知はできません。
しかし、AI作曲の能力が人間の作曲家に追いついてきた段階でまず起こるのは、
Music Supervisorが直接AIで曲を生成する、作曲家の”置き換え”では無くて
作曲家との”共存”、もしくは”人間の作曲家がツール”として使うフェーズだと思います。
その後、ある程度の時間を経て、BGMを制作する業務には人間の作曲家を介さないフェーズに段階的に移行していくのだと思っています。
先に言った通りそのスパンに関しては分かりません。
過去に学ぶ
音楽制作の歴史を振り返れば、シンセサイザーが出現したときにオーケストラが不要になるという危惧があったはず。
実際には現在に至るまで、オーケストラは不要にはなっていませんが、昔はテレビ番組のBGM作成のためにオーケストラが集められていたことを考えれば、この仕事はシンセに置き換えられたとも言えます。
(ちなみにシンセとサンプル音源を駆使してこの仕事を置き換えたのは、私たちProduction Music Composerです。)
しかし、実際にシンセやサンプル音源によってオーケストラサウンドの代替が問題なく行われる様になったのは2000年代に入ってから。
それまでもシンセを使ってオーケストラサウンドをシミュレートする試みは行われていましたが、サンプル音源の質やマシンパワー不足、オーケストラ音源が高額である等の理由で、本物のオーケストラの演奏と区別がつかないほどのサウンドを得ることは容易ではありませんでした。
2000年代になると安価でクオリティの高い音源の登場、パソコンのスペックの向上などにより、一部のトレーニングされた耳を持った人以外は違いを指摘できないほどのハイクオリティなオーケストラサウンドをシミュレートできる様になっていきました。
これは1960年代にモジュール型のアナログシンセサイザーが登場してから考えると40年以上もかかっています。
同様に古くから使われてきたドラムマシンにより、ドラマーが不要になると言われて来たが、現在もドラマーは不要ではありません。
2000年以降、Addictive DrumsやBFDあたりから、デモ音源としてではなく、バンドサウンドの本番音源として通用するレベルのドラム音源が登場して、確かにドラマーのレコーディング仕事は激減したとは思いますが、1980年代に登場したRolandのTR-808を基準に考えてもかなりの時間を要していると言えます。
新しいテクノロジーの出現によって仕事の一部が消滅したり形を変えていくことは避けようがないものの、登場と同時にすべてが置き換わることはあり得ないので、パニックにならずマイペースを崩さないことも大事だと思います。
変化に関しては、ある程度受け入れるしかないが、ただ淘汰されるのを待つのではなく、まずは積極的に知り、取り入れて使いこなす方が賢いと個人的には思います。
技術の進歩は止められませんが、それに対応して自分自身も成長していくことが必要です。
*ここまでがツイートを元に私が書いた記事です。ここから先はChat GPT4による出力です。そう思って読んでください。
(Chat GPT4を使ってみて、AIの存在に関してポジティブな回答をするように調整されているのかなと感じました。なので以下の文章もそういうバイアスの存在を意識しながら読んでください)
AI時代におけるProduction Music Composerのマインドセット
今後の音楽制作において、AI作曲技術は間違いなく重要な役割を担っていくでしょう。
そのため、作曲家は新しい技術を学び、自分のスキルセットに取り入れることで、仕事の質を向上させることができます。
例えば、AIが生成した楽曲のアイデアや要素を取り入れて、独自のアレンジやフィニッシュを加えることで、よりクリエイティブな作品を生み出すことができるでしょう。
また、AI技術を活用することで、制作時間の短縮やコスト削減も可能になります。
これにより、作曲家はより多くのプロジェクトに取り組むことができ、さらなるチャンスや収入源を得ることができるでしょう。
さらに、AI作曲技術を活用することで、新たなジャンルやスタイルの音楽を生み出す可能性もあります。これにより、音楽の多様性が増し、聴衆に新たな感動や驚きを与えることができるでしょう。
また、作曲家自身も新たな表現方法に挑戦することができ、自分の音楽に新たな価値を生み出すことができるでしょう。
結論として、AI作曲技術の発展は、Production Musicコンポーザーにとって脅威ではなく、むしろ新たなチャンスと捉えるべきです。技術の進歩に適応し、それを自分の武器に変えることで、今後も音楽業界で活躍し続けることができるでしょう。
AI技術を敵視するのではなく、協力者として捉え、自分のスキルと共存させることが重要です。
新しい技術とともに、自分自身も進化し続けることで、将来的にはより強固な地位を築くことができるでしょう。
最後に、常に自分の音楽制作に対する情熱を持ち続けることが大切です。
技術が進化しても、感動や想いを伝えるための音楽制作は人間の手によって行われるべきだという考えを忘れず、作曲家としてのアイデンティティを大切にしましょう。
AI技術を上手に活用しながら、自分の音楽制作に独自の魅力を与えることができれば、市場での競争力も高まり、より多くの人々に感動を届けることができるでしょう。
これからも技術の進歩は止まらないでしょうが、その変化に対応し続けることで、Production Musicコンポーザーは新たな価値を創造し続けることができます。
時代の変化を恐れず、前向きな姿勢で新しい技術や知識を学び、自分の音楽制作に活かすことが、これからの音楽業界で成功するための鍵となるでしょう。
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